性的多様性とか言いながら、ロリコンだけは目の敵(3)

 (話は前回から続く)

 二つのロリコンを、はっきり分ける必要がある。
 
 一方は実行行為を伴わない、人畜無害なもの。
 だだランドセルを背負った、裸の女の子のイラストに、よだれを垂らしているだけなら。
 それがどんなに気持ち悪く思えようとも、個人の嗜好と自由権の範疇である。けっして、問題視されるべきではない。

 だがもう一方の、性加害を伴う場合は。こちらは厳に、重たく処罰されるべきである。
 もちろん大人同士の場合でも、性加害は重大な犯罪である。
 だが子供の場合は、さらに十二分な警戒が必要だ。
 子供は大人に、力ではかなわない。無理やりされたら、抵抗できない。

 それだけではない。
 子供は理解力も、判断力も劣っている。そこにつけ込む、大人が現れる。
 甘言にだまされて、体を許してしまう。写真を撮らせてしまう。
 成人相手なら、女の方も同意したから、という主張が成り立つ。だが子供の「同意」なんて、あやしいものだ。だから同意の有無にかかわらず、最初から全部違法ということにしておこう、というわけだ。

 すべては妥当な判断だ。当然の措置だ。
 だがそれは、あくまで性加害に関する場合だ。
 単なる個人の嗜好にとどまるロリコンにまで、誤って攻撃が及ばないように、配慮しなければならない。

     *

 ときどき、異なことをおっしゃる方々が現れる。
 個人の嗜好にすぎないことが、やがて犯罪につながるのだ。だからイラストも、取り締まるべきだと。
 だぶん、頭でも悪いのでしょう。

 そもそも二次元の鑑賞が、実行行為につながるなんて、エビデンスはないだろう。
 たとえあったとしても、同じことだ。
 単に犯罪を犯す可能性がある(虞犯)、というだけで取り締まっていたら、世の中成り立たなくなる。

 まずは精神障碍者は、全員ブタ箱にぶち込まなくてはならない。責任能力がないのだから、何をし出すかわからないから。
 盗みを犯すのは、金がないからだ。ということは、貧乏人は虞犯だろう。
 男根があるから、強姦が起こる。男根は虞犯だから、切り落とさなくてはならないことになってしまう。

(注)
 生殖器は子孫を残すための、必要悪だって? 勉強が足りないねえ。
 今や生殖医学は進歩して、生殖器なんてなくたって、子供は作れるんだ。
 男根はただ快楽のため、個人の嗜好のために、存在しているんだ。

     * 

「日本版DBS」なるものも、導入されそうな勢いである。(注)
 教員等の採用の際に、過去の性犯罪歴の照会を可能にする。そうすることで、よからぬ魂胆の人物が、子供相手の職場に入りこめないように、ブロックしようというわけだ。

 でもこれも、ずいぶんおかしな話だ。
 日本は法治国家だ。人を縛っていいのは、法律だけである。
 刑法上赦されて、塀の外にいる人間の自由を、あれこれ制約するのは本旨ではない。というよりは、絶対にやっちゃいけないことだろう。

 それでは甘すぎる。再犯が心配だって? 勘違いしてはいけない。
 別に野放しにしろ、と言っているわけではない。その逆である。
 懲りずに犯罪に、舞い戻る可能性があるうちは、ずっと刑務所に閉じ込めておけばいい。
 その代わりに・・・・、いったん出所できたら、一切の自由を保証する。
 
 まあ根本的な解決策は、かつてこの投稿で書いた通りだ。
 あらゆる犯罪に対して、上限刑は死刑と定める。究極の厳罰化だ。
 もちろん実際に、死刑にするわけではない。ただその可能性をほのめかすだけで、犯罪はピタリと止まる。
 どうせバレても、懲役刑どまりだろうと思っているから、幼女に手を出したりする。死刑になる可能性が、ほんのわずかでもあるとすれば、刹那の快楽とはあまりにも釣り合わない。

 もしそれでも手を染めるとしたら、ただの馬鹿である。ただの馬鹿なら、本当に死刑にしても、別にかまわないだろう。
 ちなみに死刑の代わりに、去勢という手も考えられる。
 首を刎ねるかわりに、二度と悪さをしないように、チンコを切り落とすのだ。
 いやもちろん、これは言葉の綾だ。「化学的去勢」という、すぐれものがあるんだよ。詳しくはこのサイトで。

 (話は性的多様性とか言いながら ロリコンだけは目の敵(4)に続く)

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