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前書き

 昨今、有名人叩きが大流行である。  誰それが何をした、何を言った、けしからん――と無数のネット民が、まるでスズメバチのように一斉に襲い掛かる。  ベッキー某のときにならって、上流国民気取りのあいつらを何とか土下座させたい。望むらくは 社会的に葬りたい。あわよくば首くくりにまで追い込みたい、と執念深く攻撃を続けるのだ。  彼らはたえずネットを巡回する。常に有名人たちの言動に目を光らせ、何か付けこむ余地はないかと、手ぐすねを引いているのだ。  だがしかし、それはただ餌食を探すばかりではない。  攻撃には、もちろん武器が必要だった。  この場合武器とは、相手を言い負かしやりこめるための理屈であり、「論法」である。  もちろん本来なら、武器は自力で組み立てるのが理想である。だが安直な大半のネット民は、代わりに借り物の武器で戦うことを選ぶのだ。   「誰それが誰かを、こう言って攻撃している」彼らが探しているのは、そんな戦の情報である。  そこで用いられている武器を――言説を点検し、これはいけると直観したら、攻撃に加勢する。  そうだ、そうだとはやし立てて、勝ち組に乗っかかることで、彼らの勝利はより容易で確実なものになっていくわけだ。  さてこの私はというと――私は平和主義者なので(もちろんこれはブラックジョークである)、自ら戦いに荷担することはない。  ただ弁舌に関してはいささか腕に覚えがあるものだから 、それをこうしてブログで発信することで、攻撃のための武器を――アイテムを準備しよう。  舌鋒鋭く論難するための鋒(ほこ)を、理論武装のための鎧を 、十字砲火のための連射銃を用意して彼らに提供しよう。  何と太っ腹なことに貸与は無料である。思う存分、好き勝手にぶっ放して、使ってもらってかまわない。  ただし言うまでもなく、使用はあくまで自己責任である。  出刃包丁の刃傷沙汰の顛末には、鍛冶職人 一切関知しない。  たとえ死人が出たとしても 、武器はあくまで用いた人間に罪があるのであって、自ら手を汚さぬ武器商人にはもとよりいささかの咎もあろうはずはないのだから。
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続・頭がよかったら理Ⅲ(東大医学部進学過程)なんて行きやしない 

(話は前回から続く)      * またたとえば、同じような誤解は、受験業界の内部でも起こる。 理Ⅲの、あるいは医学部の現役の学生が、講師として採用される。 理数科目だけではない。ときには英語を教えることもある。 理Ⅲに合格したくらいだから...
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頭がよかったら理Ⅲ(東大医学部進学過程)なんて行きやしない 

東大の理科三類(医学部進学過程 通称理Ⅲ)と言えば、受験界の頂点のように言われている。  いわゆる偏差値の体系では、東大が一番上に位置している。 その中でも、同じ試験問題(理系)を解いて、合格者平均点も、最低点も他の学部(正式には科類と呼ぶ...
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「蛍光灯生産中止」の思わぬ弊害

髭剃りは、面倒くさいと思う。  そもそも何のために、髭を剃るんだ? 本当はケモノにすぎないくせに、自分はケモノではありませんと必死に主張する、 儀式のようなものだ。 ネクタイぶらさげるのと同じ、無意味な社会的習慣だ。  髭剃りに掛ける時間が...
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<極道のいた時代>ヤーさんなんて怖くない

思えばひどい時代であった。  極道が我が物顔で、街を歩いていた。 鉢合わせしそうになると、みんなかかわり合いになるまいと、横道にそれて難を逃れた。  万一正対してしまつた場合には、敬語を使い、直立不動でお言葉を待った。 やくざに睨まれたら、...
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げにうるわしき社宅の性事情

「社宅」と「寮」は、厳密な区別はない。 世間一般では単身者向けが社員寮で、既婚世帯向けが社員住宅、と使い分けているようだ。  社宅にも「借り上げ」と、「社有」がある。 借り上げは、あちこちのマンションの部屋を会社が借りて、社員世帯にばらばら...
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<第35回有馬記念> オグリキャップ「奇跡の復活」

(話は前回から続く)  6歳の秋、オグリキャップは完全に燃え尽きていた。 秋初戦の天皇賞は6着。2戦目のジャパンカップは、15頭立ての11着だった。  もちろんその直後の有馬記念で、オグリキャップは「奇跡の復活」を遂げた。有終の美を飾って、...
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<第9回ジャパンカップ> オグリキャップ燃え尽きる

(話は前回から続く) かつてオグリキャップという、名馬がいた。というよりも、超人気馬だった。 成績は参考リンクの通りである。  1989年のジャパンカップの、成績は2着となっているが、1着の外国馬ホーリックスとは同タイムである。 東京競馬場...
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<馬券塾>走らないとき 走れないとき

本当に必勝法があったら、人に教えたりはしない。ただ黙って、自分だけ儲けまくるものだ、と言われる。  だがもしその達人が結構な高齢で、もうくたばりかけているとしたら、どうだろう? そんなもの、あの世まで持っていってもしょうがない。せっかく編み...
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続・しろうと娘が純生ソープランドで働く理由

(話は前回から続く)  昔からピルになじんでいる娘たちは、NSに抵抗がない――      *  避妊はともかく、「病気」の方の心配があるだろうって? もちろん、その通りである。  梅毒、淋病、クラミジア……と、ずらりと病名が並ぶ。 いまだに...
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しろうと娘が純生ソープランドで働く理由

ソープランドと言えば「最後まで」やる。「本番行為」を行う。風俗界の王様である。  もとより過激な内容で売るわけだが、同じソープランドの中でも、サービスの詳細はさまざまである。 たとえばその本番行為を、避妊具を付けて行うか。それともゴムは付け...