「LGBTトイレ問題」のあまりにも自明な解答(1)

 大新聞やテレビが、しきりにLGBTの権利を言う。
 それが良識というものだ、という風潮が出来上がる。

 そんな論調に引きずられて、そうだそうだ、と世の中の大勢に従おうとする。
 だがトイレの問題を持ち出された瞬間に、話が変わってしまう。
 いまさら掌を返すわけにはいかないが、さすがにそれはありえない、と頭を抱えてしまう。 
 だがしかし、何も悩む必要はない。この問題には、あまりにも自明な、一つの解答が準備されている。

 すべてのトイレを、男女共用にすればいいだけの話である。

     *

 イメージが湧かない方のために、海外の例を紹介しておこう。
 意外に思うかもしれないが、男女共用トイレは、外国では珍しくない。
 特に北欧では、昔からそれが当たり前の、常識であった。

 そのあたりの事情は、このサイトに詳しい。
 無断転載禁止と書かれた画像を、無断で転載しておこう(笑)

 この画像を見て、それでも男女共用なんて気持ち悪い、と抵抗を感じるだろうか?
 おそらく、それはないだろう。
 ポイントは、十分に広い個室が、廊下に直結していること。
 洗面所の中に、個室があるのではない。その逆に、個室の扉の向こうに、洗面台を備えている。

 たとえば現在の、日本のトイレを思い出してみよう。
 廊下から、女子トイレの洗面所に入るとき、男の視線を感じるだろうか? 廊下から洗面所を覗かれる、盗撮される、と心配だろうか?
 あるいは隣接する、男性用の洗面所が気になるだろうか?
 もちろん、そんなはずはない。
 だとしたらその安心の建屋の、サイズをかぎりなく小さくして。個人用として廊下に並べた、と考えればいい。それがこの写真なのだ。

 これで何一つ、問題なんてないはずなのだ。

     *

 そもそも覗きとか、盗撮とか言うものも、少なくともその本質は、ジェンダーとは何の関係もない。
 現在のトイレだって、男が男を覗いたり、女が女を盗撮することはできるわけだから。
 男子トイレの小便器で用を足しながら、股間に隣の男の視線を感じるのは、自分だけではあるまい。
 女が女を盗撮して、業者に売りさばいている実態は、かつてここで述べた通りだ。
 LGBTの心配をするくらいなら、そちらを警戒した方がいいと思うよ。

 覗かせたくないのなら、覗かせない構造を作ればいい。スウェーデンので十分だと思うが、もっと鉄壁の守りだって、考案することは可能だろう。
 盗撮がいやなら、盗撮させない法律を作ればいい。盗撮したら死刑もありうると、刑法を改正したら。誰ももうそんな馬鹿なことに、手を出しはしないと思うよ。
 すべては防犯の問題であって、ジェンダーの問題ではない。
 LGBTが女子トイレに入ったっていいし、共用トイレにしてしまえば、もっとずっとすっきりする。

 あ、それからお風呂も同じことね。
 男風呂と女風呂の、区別は要らない。すべて共用にする。
 共用たって、混浴じゃないよ。
 脱衣スペースもある、ちっぽけな一人用のユニットバスのようなものを、並べていく。 
 要するに上記の北欧のトイレを、そのままお風呂に翻訳しただけさ。
 すべてを個室型にする。
 まるで芋の子を洗うように、大勢を同じ浴場に放り込むような、そんな今の銭湯はもう時代遅れなんだよ。

  (話は次回に続く)

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