大新聞やテレビが、しきりにLGBTの権利を言う。
それが良識というものだ、という風潮が出来上がる。
そんな論調に引きずられて、そうだそうだ、と世の中の大勢に従おうとする。
だがトイレの問題を持ち出された瞬間に、話が変わってしまう。
いまさら掌を返すわけにはいかないが、さすがにそれはありえない、と頭を抱えてしまう。
だがしかし、何も悩む必要はない。この問題には、あまりにも自明な、一つの解答が準備されている。
すべてのトイレを、男女共用にすればいいだけの話である。
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イメージが湧かない方のために、海外の例を紹介しておこう。
意外に思うかもしれないが、男女共用トイレは、外国では珍しくない。
特に北欧では、昔からそれが当たり前の、常識であった。
そのあたりの事情は、このサイトに詳しい。
無断転載禁止と書かれた画像を、無断で転載しておこう(笑)
この画像を見て、それでも男女共用なんて気持ち悪い、と抵抗を感じるだろうか?
おそらく、それはないだろう。
ポイントは、十分に広い個室が、廊下に直結していること。
洗面所の中に、個室があるのではない。その逆に、個室の扉の向こうに、洗面台を備えている。
たとえば現在の、日本のトイレを思い出してみよう。
廊下から、女子トイレの洗面所に入るとき、男の視線を感じるだろうか? 廊下から洗面所を覗かれる、盗撮される、と心配だろうか?
あるいは隣接する、男性用の洗面所が気になるだろうか?
もちろん、そんなはずはない。
だとしたらその安心の建屋の、サイズをかぎりなく小さくして。個人用として廊下に並べた、と考えればいい。それがこの写真なのだ。
これで何一つ、問題なんてないはずなのだ。
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そもそも覗きとか、盗撮とか言うものも、少なくともその本質は、ジェンダーとは何の関係もない。
現在のトイレだって、男が男を覗いたり、女が女を盗撮することはできるわけだから。
男子トイレの小便器で用を足しながら、股間に隣の男の視線を感じるのは、自分だけではあるまい。
女が女を盗撮して、業者に売りさばいている実態は、かつてここで述べた通りだ。
LGBTの心配をするくらいなら、そちらを警戒した方がいいと思うよ。
覗かせたくないのなら、覗かせない構造を作ればいい。スウェーデンので十分だと思うが、もっと鉄壁の守りだって、考案することは可能だろう。
盗撮がいやなら、盗撮させない法律を作ればいい。盗撮したら死刑もありうると、刑法を改正したら。誰ももうそんな馬鹿なことに、手を出しはしないと思うよ。
すべては防犯の問題であって、ジェンダーの問題ではない。
LGBTが女子トイレに入ったっていいし、共用トイレにしてしまえば、もっとずっとすっきりする。
あ、それからお風呂も同じことね。
男風呂と女風呂の、区別は要らない。すべて共用にする。
共用たって、混浴じゃないよ。
脱衣スペースもある、ちっぽけな一人用のユニットバスのようなものを、並べていく。
要するに上記の北欧のトイレを、そのままお風呂に翻訳しただけさ。
すべてを個室型にする。
まるで芋の子を洗うように、大勢を同じ浴場に放り込むような、そんな今の銭湯はもう時代遅れなんだよ。
(話は次回に続く)
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