「AIに仕事を奪われる未来」とは?

 世の中、AIの話題で持ち切りだ。
 中でもよく、「多くの人がAIに、仕事を奪われる時代が来る」と、心配する声が聞こえる。

 馬鹿かよ。どんだけ悲観的な人間なんだ?
 もう少し物事を、明るく捉えられないものか?
 その逆に、すばらしい未来が来るんだよ。

 仕事は全部、AIロボットに任せて、人間はチンタラ遊んで暮らせる。
 極楽のような時代になる、って考えられないものか。

     *

 こんなことを言うと必ず、「オレの給料はどうなっちまうんだ?」と、わめくヤツが出てくる。
 馬鹿かよ。
 「ベーシックインカム」だよ、ベーシックインカムを、導入するんだよ。
 去年のこの投稿を、お前らは読んでないのか!? 読むわけないけど(泣)

 かいつまんで言えば、こういうことだ。
 金額はいくらでもいいんだが、たとえば月20万円とかを、国が毎月無条件に、国民全員に支給する。銀行口座に、自動的に振り込む。
 まあ生活保護の、「国民全員版」みたいなものだ。
 何で全員にするのかって? そうすれば、不正受給もなくなる。役所の窓口の「認定しぶり」もありえない。
 導入と同時に、もちろん生活保護はなくなる。だがそれだけではない。失業保険も、コロナのときの助成金みたいなものも。将来的には、公的な年金制度も廃止する。
 あらゆるセーフティーネットを、一本化し、簡素化するのだ。

     *

 ここでまた、「財源はどうするんだ」という、お決まりのツッコミが入る。
 馬鹿かよ。税金に決まっているだろ。
 ベーシックインカムで支給した分は、税金取って回収するんだ。

 それじゃあ国民は、差し引きゼロになるから、意味がないって?
 またまた、馬鹿かよ。
 「セーフティーネット」だ、って言っているだろ。
 セーフティーネットは、運悪く困窮してしまった人を、救うためにある。
 十分収入がある、普通の国民には、意味がなくって当たり前なんだ。

 税金だから、収入の少ない人は非課税になる。
 取る場合も、累進税率によって、金持ちほどたくさんふんだくる。公正な徴収システムを、設計するんだ。

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 企業がAIロボットに仕事を代替させれば、それまで労働者に払っていた、賃金分が浮くだろう。
 その分の増収を、全部とは言わないが、まあ七掛けくらいで回収する。
 そういう新しい、法人税を作るんだ。「AIロボット雇用(使用)税」みたいな名前にして。

 そうすれば、ベーシックインカムの原資くらいは、簡単に調達できる。
 これまで直接雇用者に払っていた賃金が、ベーシックインカム経由で、みんなに回ってくるだけの話だ。

 どうだい? すばらしい世界だろう?
 そんな当たり前の未来も見通せないなんて、このブログを読んでない連中は、何てこういつも馬鹿ばっかりなんだろう(笑)

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