地方選挙になると、選挙カーが駅前だけでなく、町内にまで入ってくる。
次々と大声で、候補者名を連呼して行く。騒がしくてしかたがない。
最近ゆえあって、昼夜逆転の生活をしているので、安眠が妨げられる。
昼間の騒音は問題ない、というのは道理に合わない。夜勤の人間だって、いるわけだから。
性の多様性ばかり言ってないで、ライフスタイルの少数派にも配慮しろよ。
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連呼すれば、名前を覚えてもらえる。脳みそに刷り込まれる。だから得票数が増える――という発想なんだろうが、そんな効果が科学的に、実証されているのか?
候補者の政策や、主張を吟味して判断する。もちろんそれが本来の、投票の姿のはずだ。
だが実際の選挙民は、そんな理知的な行動とはほど遠い。名前を聞いたことがあるから、有名な人だから投票するような、愚かな連中だ――そう考えているわけだから、有権者を馬鹿にしているとしか言いようがない。
市民のみなさま、などと敬語で持ち上げておきながら、内心は思いっきり見下している。
そんなんじゃあ、朝三暮四注の猿の方が、まだ上だろう。ということは、選挙民を猿以下の、犬猫レベルと認識しているわけだ。
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大半の有権者が、暗愚であるというのは、確かにその通りである。
彼らの選択の基準と言えば、陳情を聞いてもらったから。誰々さんに投票を頼まれたから。人柄がよさそうに見えるから。何となくマスコミが、推しているみたいだから。
ほとんどは、そんなのばっかりだ。
そもそも大衆なるものは、政治を語れるレベルじゃあない。
そのことは、もちろん俺だって認めるが、さすがに「名前を聞いたことがあるから投票する」はないだろう。
人を馬鹿にすることにかけては俺も人後に落ちないが、さすがにそこまで、完膚なきまでに見下しはしない。自分より上手がいたとは、まったくもって恐れ入った(笑)
そもそも俺に言わせりゃあ、選挙活動は政見放送と、選挙公報だけでいい。
政治には金がかかる、金がなければ当選できない、などと言われるが、見当はずれの選挙活動が諸悪の根源なんだ。
電話掛け。ビラ配布。選挙カー。そんなの邪道であるばかりか、たぶんほとんど実効はない。
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選挙公報が理解できない。政見放送だけでは判断できない。そんな低能な国民は、もしいたとしても、蚊帳の外でいい。
知的エリートだけで、集まって議論して、国の行く末を決めようではないか。
おっといけない。またしてもつい、人を小馬鹿にする、悪い癖が出てしまった(汗)
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