ウエブテスト代行の人の判決が出たね。
懲役2年6月、執行猶予4年だって。
動機は一体何だったんだ、って?
金銭目的ではないね。2科目で4000円で請け負うって、金目当てにしては安すぎるだろう。仮にも法を犯すわけだから、どうみても割にあわない。
本人は人助けのためと言ってるらしいが、苦し紛れの言い訳だろう。替え玉受験の菩薩行なんて、聞いたことがない。ただのお笑いでしかない。
要するにああいう受験エリート(京大卒らしい)は、テスト中毒なんだよ。
子供のころからずっと試験を受け続けて、そのたびに満点を取ってきた。
それで承認欲求も満たされて、自己肯定感も上がっていく。そのうちに病みつきになってしまう。満点中毒、ペーパーテスト依存症というわけだ。
ところが社会人になったとたんに、あれほど大好きだったテストがなくなる。それで離脱症状が出てしまう。
他人の名を借りてウェブテストを受験して、ゲーム感覚でクリアするたびに、なつかしい快感をよみがえらせていた、というわけさ。
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あの子の気持ちは、よーくわかるよ。
自分も学生時代に変に成績がよかったものだから、余勢を駆ってしばらくは、受験産業に身を置いていた。
勉強の楽しさが忘れられない、と言えば聞こえがいいが、要するに中毒なんだ。
「受験天国」の味をしめて、心理的にそこから、抜け出せなくなってしまうんだね。
自分の究めたことは、何となく誰かに、伝授したくなっちゃうんだよ。
せっかく身につけたことを使わないと、もったいない気もするからね。
門外不出の秘法とか言ったって、愛弟子だけにはしっかり、教えていたりするだろう。
大げさに言えば、後世に残したくなっちゃうもんなんだよ。空しく消えちゃうのは、いやだからね。
一種の、播種本能てことかな。
まああの人の場合は、全部自分でやっちゃって、結果の点数だけ「伝授」していた。それはちょっと違うだろ、と思うけどね(笑)
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そんなに頭がいいのなら、もっと他のことに使えばいいのにね。
高尚すぎて誰も読まないブログを、書いてみるとかね(笑)
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執行猶予付きとはいえ、上級国民(関西電力の社員らしい)が有罪になったんだ。
社会的に葬ったわけだから、またぞろ餌食を探していたヤッカミ系のネット民は、さぞ溜飲を下げたことだろうね。
みなさん、このたびはどうも、おめでとうございます(笑)
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