よくテレビのインタビューとかで出てくる、「天国のお父さんが――」っていうセリフ。
あれは何とかならないのかね。
どうして天国だってわかるんだ? 地獄かもしれないじゃないか。
ふつうは、二分の一の確率だろう。
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よく事件や事故で子供が亡くなると、ニュースの最後に「将来は〇〇になりたかったという」みたいな、おまけがつくよね。
あんなお涙頂戴の付け足しが、必要なのか? 客観的な報道に、徹しろよ。
おやじのときにはあんなこと、絶対に言わないよね。
おやじだって、夢があったかもしれない 。何かになりたかったも、しれないじゃないか?――
まあ今さら、なれるわけねーけど(泣)
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政治家の失言問題が、しばしば物議をかもす。
「うな丼」をやらかしたのは、記憶に新しい。
常連は森喜朗、麻生太郎あたりで、さしずめ失言のデパートだ。何度「陳謝」しても、こりずに繰り返す。身に染みついた、性癖となっている。
政治家の本能で、聴衆を引き付けたいと思う。そのために、話を面白くしようとする。受けを狙う。
そのうえ、いったん笑わせる快感を覚えてしまうと、病みつきになる。何とかまた愉快な、人気者になろうとする。
ところが誰も傷つけずに、無難な線で笑いを取るには、特異な才能が必要だ。
誰かを、何かをおちょくって笑わせるのが一番簡単だから、どうしても失言となる。
絶対失言をしたくなければ、岡田克也を見習うといい。
受けなんて、けっして狙わない。
いつもむっつりと無表情な、つまらなそうな顔をして、淡々と政治に当たる。
あれならどう見たって、失言のしようもない。
もっともあんな仏頂面で人生生きていて、一体何が面白いんだ、という気もしなくもないが(笑)
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なんで少子化の話を、ジェンダー問題にすり替えるやつがいるんだ?注 女性が子供を産みずらい社会だからです、とか言っちゃって?
子供を持ちたがらないのは、「男と女」のカップルだ。「女」が産みたがらないわけじゃあない。
そこにジェンダーの、入り込む余地なんかない。
それが正しい分析じゃあないのか。
それとも子供を産むのは、全部シングルマザーだとでも思っているのか?
何でもかんでも女性差別にしたがる、この頭の固い連中は、まったくどうにかならないものか。
出来合いの定規を当てはめて、測って回っては、これも差別あれも差別とわめいている。
社会現象なんてものは、もっと複雑で、割り切れない。融通無碍に、とらえるべきものじゃあないのか。
脳みそが単純なものだから、何でも単純化して考えたがる。
原理主義者って、本当に嫌ですね。
(参考:少子化についての私の持論はここらへんに――)
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