ときどき思い出したように、女子スポーツで性別詐称疑惑が湧き上がる。
どうみても男としか見えない、筋肉ムキムキの女性がオリンピックに出場して、メダルをかっさらっていって、抗議の声が上がるのである。
以前は全裸検査で、「存在の有無」を確認したらしい。
途中から染色体検査を導入し、今ではテストステロン(男性ホルモン)の量を調べて、性認定を行っているようである。
だがしかし、生まれつきのホルモン異常の症例もあり、両性具有の場合もあるからややっこしい。
メダルをはく奪されたれ選手からは、処分不当の裁判が起こされたりした。
これからは性自認や、LGBTの問題も出てくるから。ますます厄介である。
だがしかし、この問題にはその実唯一にして、単純明快な解決策がある。
男女別の設定をやめて、すべてを単一の、男女混合の競技に統合する。全員が性別不問で、メダルを争うのだ。
もちろんそんな事をすれば、実力に劣る女子選手は、男どもに大方押し出されれてしまう。メダルどころ話ではなくなる。
それでは競技の振興の点で問題がある。女性ファンは見向きもしなくなるし、何よりもテレビ番組の視聴者が離れてしまう。――
そんな心配をするのなら、もちろん女子だけの競技枠を、残すのはかまわない。
だがそれはあくまで本競技とは別の、マイナーリーグとしてである。
客寄せとは言わないまでも、エキシビションの位置づけだ。
賞金も何分の一かに減額し、メダルの色も変える。国から受ける名誉も、扱いもそれなりのものにとどめる。
そうすれば、わざわざ性別をごまかしてまで、女子にもぐりこむ不逞な輩もいなくなる。
お手本はわが国の、囲碁・将棋である。
あそこでは本リーグは、性別不問の混合戦だ。
女流棋士戦はあるが、あくまで添え物の扱いである。
賞金はたぶん三分の一程度、女流名人になったってマスコミの扱いは、新聞の片隅に載る程度だ。
だから当然、女装して女流戦に紛れ込もうとするような、気持ちの悪い棋士は現れない(笑)。
女流棋士の側だって、誰も性差別だなどと、文句は言わない。
不満があれば、男女混合の本リーグの方に参入して、どんどん勝てばいいだけのことだから。
それができないことを――男性棋士に交じっては太刀打できない実力差を、謙虚に受け止めているのだ。
そんな 大和撫子のおくゆかしさを、毛唐女どもも見習ってほしい。
何でもサッカー女子のアメリカ代表たちが、男子の代表選手より報酬が低いのは差別だと、裁判を起こしたらしい。
そして腹立たしいことに、実質勝訴したらしい。
だとしたら、サッカー代表チームこそ男女混合、性別不問の単一チームにすればいい。
女子枠などない、あくまで実力本位の選抜にする。
そうすれば この小生意気な女どもなど、補欠にさえ引っかからない。たちまち全員、代表から追い出されてしまうだろう!
と、まるで女子スポーツに、恨みでもあるかのような憤慨ぶりである(たぶんある 笑)。
(話は次回に続く)
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