子供の遊ぶ声は騒音か

<さかしらな、小学生がつけあがる>

 最近よく、「(公園で遊ぶ)子供の声は騒音か?」という議論がある。
 ウチの隣が児童公園なので、自分も当然、「騒音派」である。
 
 この件について先日、ある小学生が、朝日新聞に投書を寄せていた。
 騒音と受け止めるかどうかは、心の持ちようだ。ふだんから挨拶などで近隣住民とコミュニケーションを取って、好意的な関係を築いていれば、摩擦も起きにくいのでは――というような意見だった。(注)

 ガキの分際で、何という上から目線だろう。
 近隣の、頑なで暗愚な老人でも、ふだんから手なずけておけば噛みつくことはあるまい、と言わんばかりの発想なのだ。 
 そのうえ新聞のコメンテーターが、よくぞ言った、すばらしい着眼だと持ち上げたもんだから、ますますつけあがっているようだ。 

 キミの論法はねー、あくまで自分たちの方が正義だ、ということが前提なんだよ。
 もし公園で騒ぐのが悪事だとしたら、話は違う。
 コミュニケーションを取って、好意的な関係を築く?――ふだんから「いい子、いい子」と頭を撫でておいて、被害者が抵抗しづらいように馴致していく。
 そんなやり方は、大人の世界では「グルーミング」(注)といって、一番やっちゃいけないことなんだよ(笑)

 もうちょっと、脳みそを鍛えてから投書するよーに。
 公に発信するのは、まだ十年早いよ。
 まあ十年経ったって、何年経ったって、しょせんバカはいつまでも、バカなままなんだけどね(泣)――

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<とてつもなくグレーな商法>

 昔ある焼き肉屋で、テーブルの端に、ガムの販売機が置いてあった。

 百円玉を入れて、レバーを押すとガムが出てくる。電気もなにも使わない、おもちゃみたいな機械だった。

 販売機の側面に、売り込みのシールが張ってあった。
「口臭予防に最適です」
 だがそのすぐあとに、警告文が続く。
「飲酒運転に悪用しないでください」

 それを見て、みんなが悟った。
 そうか。ミントが強烈に利いたガムなので、アルコールの匂いも消せる。飲酒運転の検問の逃れにも、最適なわけだ。

 ガムが飛ぶように売れたのは、言うまでもない。
 つくづく、うまい商法だと思った(笑)

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<不審者> 

 昔ウチの近所に、
「あやしい人をみかけたら すぐ110番」
と書いた看板が立っていた。

 ちょっと待ってくれ。
 不審者に気をつけるのは結構だが、生まれつき「あやしい」外見のヤツもいるんだよ。
 別に悪気はなくとも、動作がどんくさいというだけで、どうしても「きょどい(=挙動不審である)」ように見えてしまう。

 ただあやしいというだけで、いちいち110番されていたら、たまらないと思うよ。
 オレなんて、特にね(泣)

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