スマホを買い換えて驚いた。
グーグルアシスタントが、質問しろ、質問しろとわめくのだ。
長年、何かわからないことがあれば、PCでネット検索をする癖がついている。
誰がお前なんかに教わるものか。ピーピーうるせいんだよ――というので、早速黙らせようとした。
「グーグルアシスタント」。「削除法」。
待てよ。PCで検索する前に、 グーグルアシスタント本人に、削除法を聞いてみようか。機械に自殺しろと言ったら、一体どうするのか試してみよう――そんな悪戯心が一瞬頭に浮かんだが、やはり大人げないからやめておいた。
どうやら削除はできない仕様らしいが、機能停止の方法はすぐに検索できた。
だが問題は一向に解決しない。
何しろ今度は、「グーグルアシスタントがオフになっています」「すぐにオンにしてください」という表示が、事あるごとに現れるのだ。
声こそしないが、わずらわしくてしかがない。
そのうえなぜか、イヤホンを差し込むと、オフにしたはずのアシスタントがオンになってしまう。
さらに不思議なことに、10秒ごとに時報の読み上げを始めるのだ。
一体時報の読み上げなんて、誰が必要とするのだろう? 狂っているとしか言いようがない。
*
散々格闘したあげく、ようやく打開策にたどり着いた。
同じ症状で悩んでいる方がいたら、参考にしてください。
1.「設定」を開き、「AQUOSトリック」を選択する。(以上は、あくまで当機種の場合)
2.「アシスタントキー」を選択する。
3. 「アシスタントアプリ」のスイッチを無効にする。
これなら確かに、うまくいく。もう素っ頓狂な音声や、ポップアップに悩まされることはなくなった。
こうしてIT音痴の高齢者が、ようやくグーグルアシスタントとの、戦いに勝利した。
討伐に成功したのだ。
今回の騒動の、教訓はただ一つ。
「便利の押し売りほど、不便なものはない」
*
(話は明日に続く)
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