女子アスリートが言ってはいけないセリフ

 最近耳につく言葉に、「興奮しています」がある。
 スポーツ選手のインタビューで、「ようやく世界の舞台で戦えて、とても興奮しています」のように言っている、あれである。
 いつごろから聞かれ始めたのか、定かではないが、あくまでも私見によれば、おそらくは英語からの借用だろう。

 確かにアメリカあたりの選手は、やたらと”excited” 、“ exciting” を連発する。
 本当なら「わくわくしている」とでも訳すべきところなのだが、どこかの通訳が教科書風に、直訳したのだろう。
 それを耳にした日本人が、一種の西洋かぶれから、まねをし始めたのではないか。

 いずれにしても、本来の大和言葉の響きからは、とても違和感がある。
 少なくとも僕らの世代にとっては、「興奮している」には、かなりあぶないニュアンスがある。
 ぶっちゃけた話、「アソコ」をおっ立てているか 濡らしているかの、どちらかの意味でしかない。
 だとしたら、特に女子アスリートには、あまりみだりに使ってほしくない表現である。

 さもないと、あなたのセリフを聞いた勘違いのエロおやじどもが、文字通り「興奮して」しまうことになりかねなかいら(笑)

     *

 以下はあくまでも、蛇足である。

 つい先刻、「女子アスリートには、あまりみだり・ ・ ・に使ってほしくない」と書いた。
 書いていて思い出した。

 昔ある進学塾の自習室に、大きな張り紙が貼ってあった。
「自習中は、みだら・ ・ ・に席を立たないこと」

 気づいたときには思わず、露出狂かよ、と心の中で笑ったものだ。
 みなさんに書き間違いには、重々注意しましょう(笑)

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