吉野家関係者の発言が、物議をかもした。「生娘シャブ漬け戦略」である。
だが私に言わせれば、これはけっして世に言うような、女性蔑視ではない。
考えてもみたまえ。
現在の吉野家の常連の大半は、言うまでもなく男性である。ビジネス拡大のためには、これからは女性層も顧客に取り込まなくてはならない。
あくまでも、そういう文脈から出てきた発言なのだ。
馬鹿な男どもなどは、もうとっくに牛丼中毒になっているから、次は女性たちに標的を定めよう。
本物のグルメの味など覚えてしまうと、牛丼などにはもう振り向いてくれないから、まだ何も知らないウブなうちに染めてしまおう、という趣旨だったと思う。
別に女が馬鹿だから女を狙え、と言っているのではない。むしろ男が愚かであることを前提として、女は男よりは賢いから、まだ知恵を付ける前に狙えというわけだ。
もちろん品のないたとえで、顧客蔑視であることはまちがえないが、論理的にはどう見ても、女性蔑視であるはずはない。
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