昔よく、中国産の食品は危ない、と言われた。まあ、今もそうかもしれない。(参考)
野菜を長持ちさせ、見た目をよくするように、得体の知れない防腐剤や発色剤を塗りたくる。
肉畜は成長促進のために、ホルモン剤を与え続ける。あちらでは、そういうのを「促成肉」と呼ぶそうだ。
病気にならないように、抗生物質漬けにする。
それでも病死した鶏の肉は、さすがにそのままでは売れないからと、加工食品の材料にする。
海に除草剤を撒いて、藻を取り除いてから、ノリやひじきの養殖をする。
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食品工場はまるでごみ溜めのように、不衛生きわまりない。
ドブ水で食べ物を洗い、腐りかけたら添加物でごまかす。ときにはプラスチックで作った、ビーフンを出荷する。
スイカのような果物には、注射器で水を注入する。価格は重さで決まるから、文字通り重量を「水増しする」わけだ。
水は無害なので、これは何の問題もない(笑)まああくまでも、健康上の話だが。
中国人の富裕層は、自国産の食材など使わない。
何が入っているかわからないから、とても口になんかできない。
日本からの輸入ものを、雇いのコックに調理させる。
そんな実態を知らない日本の消費者は、ただ安いからというだけで、ついつい中国からの輸入物に手を伸ばしてしまう。
おそろしい話だ。
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ひとつ、自家製のブラックジョークがある。
今から12年前、3・11の震災で、福島で原発事故が起きた。当初は放射能汚染で、東日本は壊滅するとさえ懸念されていた。
東京あたりのスーパーでは、野菜の産地をしきりに気にして、手に取って調べている。福島近辺のものであれば、汚染が心配だから、避けた方がいいと考えたわけだ。
ある主婦が、野菜の産地表示を見て、思わずつぶやいた。
「中国産か。それなら安心だ」――
どうだい? とても素直には、笑えないだろう。それがブラックジョークの、「ブラック」たるゆえんなのだ。
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もちろん、食品ばかりではない。
激安だったので、通販で中国製の電気釜を買った。
保証期間が半年になっている。妙に短いな。フツーは一年だろ、と不思議に思っていたら、計ったように7か月目に動かなくなった。
ずいぶんと時間には正確な、国民性であるようだ(笑)
炊飯器なら冗談で済むが、建築だともう笑えない。
手抜き工事が横行している。材料費を安く上げるために、鉄骨は規定の半分にする。
あるいはまるで針金のような、貧弱なもので代用する。
当然強度がもたない。橋やビルが「崩落(!)」して、大勢がなくなる悲劇的な事故が、けっして珍しくもないというのだからあきれて物も言えない。
まるで「おから」のようにモロイので、あちらの国では「おから建築」と呼ばれて、恐れられている。(参考)
命にかかわらないものなら、それこそ枚挙にいとまがない。
新築のマンションを買ったら、引き渡されたその日から、雨漏りがする。
10日たったら、壁が剥がれ出す。空いた穴から覗いたら、表層の壁土以外は、全部発泡スチロールで出来ていたという。
「あきんど」として、お客様と信頼関係を作り、長くお付き合いをする。そういう発想が、まったくない。
商道徳なんて、クソくらえだ。
見た目さえよければ、とりあえず売れるんだ。どうせわかりゃしないさ、と悪魔のようにほくそえむ。
売れさえすれば、それでいい。
その後のことなんて、知ったこっちゃない。とっとと金に換えて、トンズラするだけだ。――
そんなふうに考えている、とんでもない民族なんだよ、あいつらは。
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最後に、これもまた自家製の名言を一つ。
――何であれ、「中国産」は信用ならない。中でももっともたちが悪いのは、「中国産の人間」である。……
当然のことながら、中国産の政治家もね。
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