黒靴下の看護師たち

 最近、看護師たちを縛る「謎のルール」についての、新聞記事があった。

 そのほとんどは不要、不合理で、何の根拠もないと批判しているのである。
 だが私には、賛否はとかかくとして、そんなルールが生まれた理由は理解できる。

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 たとえば、「靴下の色は白でなくてはならない」。

 それはそうだろう。黒は葬式の色、しばしば死を連想させる。
 そうでないにしても、気分を落ち込ませる色であることは、間違いないだろう。

 息も絶え絶えに弱りきった、患者たちの気持ちを考えてみたまえ。
 もし看護師が黒づくめの服装で現れたら、肝を冷やすだろう。――

  診察しては立ち去っていく医師とは違って、看護師は患者に付き添う時間も長い。
 だからこそ、明るい希望で心を奮い立たせるてくれる、白衣の天使でいてほしいのだ。

 ファッションを選ぶのは、個人の自由だ。
 それでも職場で、靴下を履き替えるくらいの配慮はあってしかるべきだ。
 総論賛成である。

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 続きは明日

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