もしもHP(ホームページ)の「本日の出勤」の欄に、女の子が2人しか載っていなかったら、客はどう思うだろう。
ずいぶんさびれた店だ、と考える。
女の子が2人いれば接客が回ってしまうほど、客の来店数も少ないわけだ。
そう思えば、自然と自分の足も遠のいてしまう。
そんな事態を避けるために、店は出勤数を偽る。
実際には今日は店に来ていない女の子も、「本日の出勤」欄に写真を載せる。
「架空出勤」だ。
すべてはHPの「にぎやかし」のためである。客がわんさか押し寄せている、繁盛店を装うためだ。
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もしもHP(ホームページ)の「当店のキャスト」の欄に、女の子が片手くらいしか載っていなかったら、客はどう思うだろう。
――あとはほぼ、前章のコピペとなるだろう。
だから実際には店にいもしない女の子を、キャスト欄に載せる。
「架空在籍」だ。
実際にいない女の子の、写真が撮れるわけないだろう?
もちろんそれは、ネットからパクってくる。
たとえば東京のソープランドなら、遠く離れた札幌や沖縄のソープのHPから、女の子の写真を拝借する。
そんな遠くのエリアのHPなんて、誰もチェックしてないから、バレる心配ないわけだ。
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実際には店にいもしない、そんな女の子に、客が予約を入れようとしたらどうなるか?
対応は2つにわかれる。
1つは「その娘はもう、予約一杯なんですよ」と、偽って断る。
それを聞いた客の方は、えっ、もうこんな時間に満杯なの? やっぱりそんなに人気になるくらい、可愛い子なんだ。また次の機会に、予約にチャレンジしよう、と考える。
あるいは、可愛い子が1人だけ、ということはないだろう。店自体が、いい子をそろえた繫盛店なんだと判断して、別の子に入ってみるかもしれない。
もう一つの手口が、例の「振り替え」である。
実際には店にいもしない女の子でも、平気な顔をして予約を取ってしまう。
そして約束の時間に、客を店に来させて、代金まで払わせる。
その後で、
「○○ちゃん、急に体調不良で、早退してしまいました。こちらの、別の子でいかかでしょうか」
とお茶引き嬢を押し付けるわけだ。
かしこいねえ。頭は使いようだねえ(笑)
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