(前回の続き)
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「VIO脱毛」なるものも、また流行っている。(注)
女性たちが下腹部の毛を処理するのだ。
自分は語学系の人間なので、VIOとはいかなる英語が由来なのか、と気になってしかたがない。
調べてみて、思わず吹き出してしまった。正体は英語でもなければ、頭文字ですらない。
VIOとはそのまんま、なつかしの「象形文字」なのだ(笑)
Vとは両足の付け根の部分。昔で言う「ビキニライン」の形状だ。それを最近では「Vライン」と呼んでいるわけだ。
Iは漢語で言えば「陰裂」である。なるほど「ビラビラ」さえはみ出ていなければ、その縦スジの様子は、かのアルファベットと酷似している。
きわめつきはOだ。なんと肛門のことだ。確かにその穴の絵を鉛筆で描いたら、Oの字のようにも見えるだろうから(笑)
つまりはこれもまた、彼らの得意な言い換えである。
「ケツの毛を取ってください」とは、口が裂けても言えないフランス人形も、「Oラインの処理をお願いします」ならさほど違和感はない。
そのあたりの効果を狙って、脱毛サロンの連中が、ビジネスの拡充のために編み出した。あまりにも珍奇な新造語なのだ。――
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かくして女たちの行動の、ほとんどが説明できる。「半神半獣のフランス人形」という概念を導入するだけで、その不思議がたちどころに解明できる。
彼らがなぜ着飾り、化粧をするか。髪を染め、整形に走るのか。
男に比べてはるかに自己否定的で、たえず自分以外の何かになりたがる。
鼻の高い飛び切りの美女ですら、鼻が高すぎると嘆く。――
長くなるのでもう打ち止めにするが、その実例たるや、本当に枚挙にいとまがないのである。……
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