女子刑務所の「性」事情

 ある女子刑務所での話だ。
 安くて栄養価も高いというので、夕食にバナナを出したところ、受刑者は誰一人口をつけない。
 みんなこっそり、夜の舎房に持ち帰って、自慰にふけったという。
 まあそれだけ、男に飢えていたというわけだ。形状を見て、我慢ができなくなったのだろう。

 もちろん施設の方だって、すぐに気が付く。
 これではいけない、と次の日の夕食では、包丁でバナナを二つに切り分けた。半分の大きさにして提供したわけだ。
 ところがこれでも、誰一人口をつけない。みんなこっそり、夜の舎房に持ち帰って、また今日も自慰にふけったという(笑)

 これではいけない、とさらに次の日の夕食では三分の一に切った。
 半分まではまだ、この位の大きさの男も世の中にはいる、と何とか思えた。だがさすがに、このサイズはない。
 女たちはやっとあきらめて、バナナを最後まで全部平らげたという(笑)
 まあ2日も食いっばぐれた後だから、よっぽどお腹が空いていたのだろうね。――
 
     *

 という話は、けっして創作ではない。
 どこで聞いたと思う? 下ネタ系のユーチューブでも、民放の深夜番組でもない。正真正銘の、NHKで放送された内容である。
 そのうえ「NHK総合」(1チャンネル)ではない。何と「NHK教育」(2チャンネル)の方だ。

 かつては「3チャンネル」であったNHK教育は、ひたすらクソ面白くもない番組を流し続けていた。
 学校の授業をコピーしただけのお堅く、しかつめらしいものばかりで、一般の人間は誰も見ていない。
 だが「Eテレ」というあだ名を自称するようになってからは、すっかりモデルチェンジした。
 少しも肩ひじ張らない。主な視聴者である若者たちに、よく言えば寄り添おうと、悪く言えば媚びようとして、思い切り柔らかい内容構成に変えてきた。

 たとえば教科の高校講座なんかでも、受けを狙って、漫才みたいなやりとりで進行する。
 挙げ句の果てには「性」の番組も、もはや「性教育」とは言えない、ほとんどぶっちゃけトークのような作りになっている。

 そこで出てきたのが、上記のエピソードだ。
「女子刑務所の性の実態」みたいなタイトルで(笑)、元受刑者の二人組を出演させて、顔モザイクで告白させていた。――

     *

――というわけで、中身は絶対の実話なのだ。

 何せNHKで、そのうえ教育放送なのだから、ガセやヤラセがあるわけもない。
 女子受刑者は、みんな隙あらば、バナナで自慰をするものなのだ(笑)

 ちなみに番組名は『はなしちゃお!〜性と生の学問〜』(注)
 不定期放送だが、現在もちゃんと続いていて、エロネタをぶっちゃけまくっている。
 とってもおススメです(笑)


(話は続・女子刑務所の「性」事情に続く)

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