「高市早苗、麻生家に嫁入り」は本当に女性蔑視か

 ヤフーニュースいわく。(注)
 高市早苗自民党新総裁が、麻生太郎副総裁とその義弟の鈴木俊一幹事長にはさまれて写った写真があった。

 それを見た立憲民主党の本庄政調会長が、「まるで麻生家に嫁入りしたみたいだ」と皮肉った。
 そのコメントにネットが大荒れしている。「女性蔑視もはなはだしい」とみんなでワメいているらしい。

 まったくどいつもこいつも、どんだけ頭が悪いんだろう。

     *

 それはそうだろう。
「麻生派に操られた高市早苗は、まるで前時代の女の嫁入りみたいだ」――この比喩から読み取るべきポイントは2つある。
 一つは旧態依然の派閥政治に回帰する、高市への批判。そしてもう一つは、女は他家に嫁ぐものという、古い因習への批判だ。
 その両方が同時に非難されていなければ、比喩は成立しないわけだから。

 つまりは本庄は「女は嫁入りするべきだ」とも、「するものだ」とも言っていない。むしろその逆だ。
 新しい時代の女性は、自立した個人として伴侶を選ぶべきだ。そんな当然の主張が、言外に含意されている。
 女性蔑視どころか、その人権に最大限の敬意を払った発言のはずだ。

     *

 昨今のヤツらときたら、短文のツイートにすっかり慣れきってしまって、文脈を理解できない。というより、初めから理解しようとしない。

 ただ単語を拾って、条件反射で感情的に反応する。

「女」「嫁入り」だと?――けしからん! みんなで一斉に叩こうぜ!

という具合なのだ。

 こんな低能な連中の、ネットの空騒ぎが「世論」と呼ばれてしまうのだから、そりゃあ高市あたりが首相に選ばれもするだろう。
 ホント、世も末だと思うよ。――

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