何でもどこかのテレビ番組で、池上彰がやらかしたらしい。
「日本」の読みが「ニッポン」から、「ニホン」になった理由だ。
池上がそれを、「せっかちな江戸っ子が早口で話したからだ」と解説した。
それを聞いた視聴者から、そんなのは俗説中の俗説だ、テレビで紹介するべきような類いではない、と抗議が殺到しているというのだ。(注)
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ちょっと考えてみればわかる。
江戸時代と言えば、まだわれわれの国民国家が、成立する以前の話である。
そんなころに、一部の学者や上層の政治家はともかく、気が短い町の職人風情が、わが国「日本」を語ったとは到底思えない。
音声的に考えても、明らかである。
江戸っ子は威勢がいい。チャキチャキしている。だとしたら「二ホン」よりは「ニッポン」と元気に発音する方が、はるかに気性に合っていたはずである。
文字数だけを数えて、「二ホン」の方が短いと判断してはいけない。そんなお上品な、おっとりとした発音は、かえってまだるっこしいと感じられたはずである。
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自説によれば、「二ホン」は熱量を込めて発声すると「ニッポン」になる。
つまりは比較的冷静な場面では「二ホン」が用いられ、感情がこもると「ニッポン」に転じる。そんな使い分けがあるように思える。
つまりは熱すぎる国粋思想やナショナリズム感情が、「ニッポン」の発音を誘発する。
だから単細胞の右翼は、「オマエラはそれでもニッポン人か! 」と激昂する。
これもまた頭の悪いバレーボールファンが、「ニッポン・チャチャチャ」で盛り上がるのも、きっとそれゆえである(笑)
もちろん語源論には、諸説あるのはわかっている。
だがそういう場合には、たいていはこの自分の唱える理論が、もっとも正鵠を射ているものなのだ(笑)
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語源と言えば、女性器を表わす「まんこ」の謂われも、諸説入り乱れている。(参考)
正室を意味する北政所(きたのまんどころ)が由来だ、という主張には思わず吹き出してしまった。
だがここでも、自分の信じる説は以下である。
――そもそも発毛前の少女の陰部が、「おまんじゅう」と呼ばれていた。
そのふっくらと、柔らかく膨らんだ外形(大陰唇)からである。
発毛した大人の陰部は、初め「毛まんじゅう」と呼ばれていたが、後に区別をなくしてともに「まんじゅう」となった。そして……
そう言えば、厳密には饅頭ではないが、「かしわ餅」も横から見ると、たいそう女性器に似て見える。
自分も若いころには、かしわ餅を見るたびにそれの形状を思い出して、思わずムラムラと来たものだ(笑)
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それに比べて男性器の呼称については、おおむね意見の一致を見ている。
「小さい」「ちっちゃい」ことを、一昔前には「ちっこい」と言った。少し訛ると「ちんこい」になる。それが語源であることは、まず間違いない。
男性器は男性の体にくっついた、ちっぽけな、別人格の生き物である。「息子」などと呼ぶこともあるが、それと同じような愛情表現として「ちんこ」の名が生まれたのであろう。
ちなみに自分の場合のような、誇らしい巨根でも話は同じである。
いかに馬並みとは言え、持ち主自身の体のサイズとは、もとより比ぶべくもないからである(笑)
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