選挙が始まり、野党が必死になって自民党を攻撃している。
「自己都合解散」「国民置いてきぼり選挙」なんて、レッテルを張ったりして。
でも何か、パンチが足りないねえ。もっとしっかり、コピーライティングのスキルを磨いた方がいい。
正論でなくてもいい。本質を外れていてもいい。ただ相手の一番痛いところを突く。大衆の心に刺さるフレーズを、掲げなくちゃいけない。
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極めつけきのオススメは「裏金議員救済選挙」だろう。
比例は「自民」と書かないで。
あなたの一票ごとに、裏金議員がまた一人ずつ国会に戻ってきます。
と訴える。
自民党の比例代表名簿には、38名の裏金議員が名を連ねる。
党の得票に応じて、彼らが自動的に国会に送り込まれる。
もし比例代表で「自民」と書けば。あなたにその気がなくても、裏金政治の復活を許すことになる、と解説するのだ。
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もちろん本当は、「そんなこと」(注)はどうでもいいことだ。
裏金なんていくらもらったって、正しい政策を実行してくれればそれでいい。
そもそも裏金は、政治活動に使ったものだ。「おぬしも悪よのー」と言いながら、芸者を揚げてどんちゃん騒ぎをしたわけではないのだ。
だがほとんどの国民はそうは考えない。政策のこともよくわからない。
自分たちは毎日、5円10円を惜しんで買い物をしているのに、政治家は酒池肉林にふけっている。ズルいぞ。ケシカラン! というルサンチマン(注)で頭の中が一杯なのだ。
理性に訴えたってムダだ。そんなものは彼らは、初めから持ち合わせていないのだから(笑)
余計なことは言わなくていい。ワンフレーズ・ポリティクスでかまわない。
「裏金」という言葉を聞いたとたんに、下級国民の怒りが発火する。その条件反射につけ込むのだ。
選挙民はついに自民党に愛想をつかす。彼らの投票の行先がなくなる。
そうすれば巡り巡って、例の「中道改革」の方にも、少しはおこぼれが回って来るかもわからない(笑)――
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