<次々と妾を囲いながら、天下国家の礎を築く>
18兆円の国家予算をどう配分して、どう国を動かしていくか。
それを考えるのが、本来的な政治家の仕事だ。
スケールの大きな職業なのだ。
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「身を切る改革」を標榜している政党があるよね。
議員定数を削減したり、議員給与を安くしたりするんだそうだ。
でもそんなことをして、一体いくらの金が節約できるんだろう。
18兆円のうちの、どれだけが浮くというのだろう。
確かに、ムダはなくすべきだ。
でも政策としての、優先順位はどうか。他にもっと、やらなきゃならないことがあるだろう。
それをまるで、国会審議の本丸みたいに言われてもねえ。
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明治維新の志士たちは、四畳半のアパートに住んでいたのか?
伊藤博文が、何人妾を囲ったと思う?(注) それでも近代日本の礎を、立派に作り上げた。
せっかく「維新」を名乗ったんなら、みみっちい話は後回しにして、もっと気宇壮大に天下国家を論じろよ。
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確かに、選挙民には受けるだろう。
何しろ下級国民には、むずかしい政策のことはわからない。
ただひたすら、ルサンチマン(注)に衝き動かされる。ズルをして、オイシイ思いしている連中がいる。そのせいで、自分たちばかりが割を食っている、と。
そんなとき上流国民の代表たる、政治家が頭を垂れる。そのポーズに大衆は快哉を叫ぶだろう。
でもそれって、究極のポピュリズムだよね。
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そんなことより藤田文武や高木佳保里はどうなったんだ。(注)
除名処分にする気はないのか。
議員定数なんて、いつまでもワメいてないで。まず最初にそっちの方で「身を切る」ことをおすすめしますよ。――
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<高校は出てますが、高等教育は受けてません>
「高等教育」という言葉はよく誤解される。
「高等学校」つまり「高校」は、これに含まれない。通常は大学以降の教育が、高等教育と呼ばれる。
なんでそんな、まぎらわしいことになったのか? 実はそれには、英語の翻訳がからんでいる。
英語には higher education という表現がある。大学以降の教育である。high school (高校)よりも高度だから、higher と比較級にしているわけだ。
ところが日本語には、比較級というものが存在しない。しかたがないので、
higher education「高等教育」
と、乱暴にも原級のまま訳してしまったわけだ。
したがって、高等学校は出ていても、高等教育を受けたことにはならない。
でも卑下する必要はない。
大学を出ていたって、たいていのヤツらの頭の中は、下等教育のまんまなんだから(笑)――
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<スマホ女は狙いごろ>
スマホの時代になって、すっかり女が狙いやすくなったという。
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野生の動物たちは、たえず周囲の気配に耳を澄ます。
そうしなければ、天敵に襲われる。逆に餌食を逃してしまうかもしれない。
たえずどこか、気を張り詰めて生きていた。
文明の社会になってからも、その名残は残った。
安心のねぐらに帰るまでは、誰も警戒を解くことはなかった。
たとえば電車の中でいい女を見かけると、エロおやじは必ず、なめるような視線で見つめる。
そんなとき昔なら、女はあらぬ気配を察して顔を上げた。何見てんのよ、と睨みつけた。
「見るだけ痴漢」なんだから、法律的には何の問題もないと知りながら、気圧された男はすごすごと退散するしかなかったものだ(笑)
ところが今はどうだ。
スマホに夢中な女は、何も気づかない。
いやらしい想像をふくらませる男の前で、いつまでもいいように餌食になっている。
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エロおやじくらいなら、まだ実害はない。
もっとずっとおそろしい悪党から見ても、スマホ女は隙だらけだ。
夜道をずっと付け回したって、わかりもしない。
ぴったり後ろに張り付いてしまえば、マンションのオートロックもすり抜けてしまう。
そうして自室のドアを開けたところを、一緒に押し入ってしまう。――なんてことにもなりかねないから、もう少しガードを固めた方がいい。……
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