<父親の困惑>
far「遠い」という英語の、比較級をご存じだろうか。
そのまま-er を付けては、発音しずらいのはすぐにわかるだろう。それで、間にthをはさむ。fartherとなるのだ。
これを真ん中のa をu に変えて、furtherと綴ることもある。
その場合は「さらに遠い」から転じて、通例程度を表わし「さらにもっと」の意味になる。
発音は地域差があり、アメリカの一部では「父親」のfather と、同じように聞こえることも多い。
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そんなアメリカで、あるとき父親が帰宅すると、二階の娘の部屋から自分を呼ぶ声が聞こえた。
「father! father!(お父さん! お父さん!)」
まるで助けを求めるような、切迫した調子である。
あわてて父親が二階に駆け上がると、そこではカレシと裸で抱き合った娘が、
「further! further!(もっと! もっと!)」
と、大声でヨガっていたという(笑)
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<性別欄>
日本人はsexと聞けば、性行為を連想する。
だが英語ではむしろ「性別」の意味で用いることが多い。
申込書や証明書でsexと書かれた欄があれば、性別欄である。自分の性別を記入するか、該当するものにチェックを入れなければならない。
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ある日本人旅行者が、アメリカで飛行機の搭乗手続きをした。
性別欄のsex の文字を見て、思わずこう記入したそうだ。
――twice a week(週に2回です)
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<性別欄(日本編)>
わが国には、農業協同組合という組織がある。現在はJAと呼ばれ、以前は農協と呼ばれたあれである。
農協はかつて年に一回、組合員の親睦旅行を行っていた。
行先はたいてい、韓国か東南アジアである。
お目当ては女だ。いわゆる「買春旅行」が、大手を振って行われていたわけだ。
搭乗者名簿を見たスチュワーデスが見とがめた。
組合員全員の性別欄が、「女」になっていたのだ。
「みなさん、ちゃんと男の方にマルをしてください」
と注意すると、一人が答えた。
「バカ言うんでねえ。オレたちは男なんていらね!」
どうやら、そっちの方の申込書だと思ったらしい。
男娼を買うような、そんなおかしな趣味はない、と憤然と抗議したわけだ(笑)
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