<嗚呼、今はなき芸能人水泳大会>
今ではもうありえない。だが昔のテレビはちがった。
オレ達の若いころは毎年、「芸能人水泳大会」みたいな番組が各局で放送されていた。
それこそ百名近いアイドルやタレントが、大磯ロングビーチあたりのプールに集結してゲームに興じる。

騎馬戦やら、障害物競走やら、尻相撲やら(笑)……
お目当てのアイドルの水着姿を目当てに、色気づいた思春期の男子はテレビに釘付けとなった。
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そこで定番だったのが「おっぱいポロリ」のシーンだ。
何しろ狭いプールで、多人数がくんずほぐれずだから、アクシデントが起こる。水着のヒモがずれれば、胸が露出するわけだ。
生まれて初めて目撃したナマ乳に、みんな一斉に鼻血を噴き出したものだ(笑)
だがその後の反応は、2つに分かれた。
聡明な進学校の少年は、すぐにカラクリに気が付いた
去年も一昨年も、ポロリをするのは同じような、お色気系のタレントばかりだ。
てことは、すべてはヤラセの演出なんだ。あらかじめオッパイ要因は決められている。
期待だけ煽っておいて、まさか清純派アイドルの裸はけっして拝ませはしないのだ。――
一方、道理にうとい暗愚な中学生は信じ続けた。
すべては確率の問題だ。去年も一昨年もハズレだったのだから、今年は「当たり」の番だろう。
自分の推しのアイドルのポロリが見られる。あわよくば下半身まで、と必死に画面にくらいついた。
何しろまだ、家庭用ビデオのない時代だ。録画というものができない。その瞬間を見逃してはならじと、まばたき一つせず凝視するものだから、失明の危険さえあったという(笑)
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前者の中学生は、長じて自分のような知的エリートとなった。
後者の輩は、ご存じ下級国民となって、相変わらず愚にもつかない人生を送っているという(笑)
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<親子丼――2つの読み方、2つの意味>
「親子丼」の読み方は「おやこどん」なのか、「おやこどんぶり」なのか。――
先日ネットで、
「おやこどん」と読む人は20代と30代に多い……
という記事を見つけて驚いた。(注)
自分はもう60代だが、圧倒的に「おやこどん」派である。「おやこどんぶり」などという言葉は、生まれてこの方一度たりとも発したことはない。というよりも、聞いた覚えすらない。
否。「ない」という言い方には、ちょっと語弊がある。
自分にとって「おやこどんぶり」の方は、まったく違う意味を表す単語なのだ。すなわち、
母親とその娘の両方に、肉体交渉を持つこと。 また、一人の女性に、父と息子の両方が肉体交渉を持つこと
というように、もっぱら下ネタで用いられる、まったく別の語彙となるのだ。
つまりは「おやこどん」は二本の箸で食べる。「おやこどんぶり」は一本の箸で食べる(笑)
自分にとってはそれが両者を使い分ける、語意の定義なのだ(笑)――
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<日常にひそむキュビスム>
キュビズムという絵画の手法はご存じだろう。
対象を写実するのではなく、幾何学的要素に単純化し、複数の視点から再構成する――というあれである。

先日、駅の構内にキュビズムを特集する、美術展のポスターが貼ってあった。

それを見た知人がふともらした。こんなものなら、オレなんか毎日見ていると。
どうやらエロビデオの陰部を隠す、モザイクのことを言っているらしかった(笑)――
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<愛の手ほどき>
よく「女に男の味を教え込む」などと言うが、その逆のパターンも多い。
中学生が同級生のお姉さんから、あるいは新入社員が先輩OLから手ほどきを受ける。
女体の甘やかさと性愛のときめきを学んで、「初めての男」はやがて港を出て、沖の大海に船出していく。――
童貞クンなんて面倒くさい、と毛嫌いされるかと思うとあながちそうでもない。逆に母性本能をくすぐられる、ということもある。
そんな菩薩のような女なら、文字通り「手取り足取り」導いてくれる。(もちろん本当に導くのは、手や足ではない 笑)
その代わり当該の女性に対して、男は一生頭が上がらない。
「もっと下よ」とやさしくたしなめてくれたその笑顔が、死ぬまで忘れられないという。――
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「もっと下よ」と 愛の手ほどき 手取り足取り――
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