<最大の性差別語>
「女医」という言葉はけしからん。
「男医」とは言わないのに、女の場合だけことさら性別を付加する。そんな表現の根底には、医者は本来男がやるものだというジェンダー・バイアスがある。
女の社会進出を阻んでいた、古い世界観である。
「女優」もまた同様である。まれに「男優」と呼ばれるのは、女が主役のアダルトビデオで、脇役をつとめる相手役だけだ。
今話題の「女子アナ」もしかり。「アナウンサー」とは違う特異な職業だということを、――「喜び組」としての性格を併せ持つ、ホステス的な存在であることを暗に示唆しているわけだ。
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と、フェミニストのオバちゃんたちは、しきりにイチャモンをつける。
ご指摘はごもっともである。
だが実は彼らが見落としている、最大の差別語がある。それが「女神」だ。
上記と同じ理屈だ。こんな言葉が成立する前提には、神は元来男性であるという、得体の知れない思い込みがある。
噴飯ものである。神が男性器をぶら下げているわけはない。長いひげを蓄えているなんて、ありえない。
それなのに過去の男性優位社会を勝手に投影して、「神=男」であると決めつけている。「天なるわが父(Father)」と呼びかけさえするのだ。
何しろ神と言えば、全知全能だ。宇宙で一番偉い創造主だ。
それが女性でなく男性だ、と言うのだから、その女性差別たるや「女医」や「女優」の比ではないだろう。
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こんな最大の侮辱に、フェミニストのオバちゃんたちはどうして気がつかないのか?
怒りの声を上げないのか。
あれは「自由の女神」ではない。「自由の神」と訳すべきだと、どうして噛みつかないのか?
それはやっぱり彼らが――女がバカだからでしょう。
と思ってしまうのは、はたしてこのオレだけだろうか(笑)
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<「大学全入」の本当の意味>
この間、朝日新聞の投書欄を見ていて驚いた。
子ども四人を大学に通わせている、という主婦が家計の苦しさを嘆いていた。昨今の物価高と、政府の施策を批判していた。
呆れて物も言えない。
義務教育は中学校までだ。高校はともかく、大学まで行くというのは基本「ぜいたく」に分類される。
それを四人ともなんて、金が足りなくなるのは当たり前だろう。
まるで「国民全員が豪邸に住めないのはけしからん」と、お上に噛みついているようなものだ。勘違いもはなはだしい。
別に自民党の肩を持つわけではないが、こんな低能な連中の相手をしなければならないんだから、政府もたまったもんではない。
またそれを「国民の声」として紹介している、新聞も新聞だろう。
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少子化の影響で定員割れの大学が続出し、「大学全入」の時代が来たと言われる。
だがそれはあくまで学力の話であって、経済力の問題は別だ。
十分すぎるお金の余裕がなければ、大学には通えない。通うべきでもないし、その必要もない。
戦前の大学進学率は、1割に届かなかった。1980年代ですら3割強であった。
選抜試験に通らなかったわけではない。一部の金持ち以外、大学に進めなかった。高卒で働く方が、むしろ当たり前だったわけだ。
1980年代に比べて、今の日本が豊かになった、という事実はない。
だとしたら、国民全員が大学に進めないのは当たり前で、けっして政府の失策ゆえではないのだ。
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日本が豊かな国だと思えた時代もあった。だがすべては、虚妄の繁栄であった。
バブルが夢のまた夢であったことは、いまさら論じるまでもない。
だがそれ以外の好景気も、似たり寄ったりだった。
政府は世界断トツ1位の借金(国債発行残高)を積み上げて、金をバラマキ続けた。
その結果国民が豊かになったとしても、それでは借金で豪遊をしたのと変らない。
GDPの5%であるはずの防衛費を、在日米軍に肩代わりさせた。そうして浮いた金を、これまたばらまいた。
つまりはアメリカから盗んだ金で、豪遊を重ねていたわけだ。
そんな欺瞞は、どちらももはや持続不可能になった。だから日本は、その本来の実力に立ち戻った。
ただそれだけのことだ。
われわれが貧しくなったわけではない。過去の豊かさの方が、いわば奇術で見せられた幻影であり、今のこの姿こそが本物の現実なのだ。
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GNP世界第二位なんて、もはや二度とありえない。
この厳酷な真実をしっかり見つめて、地に足をつけて――言葉は悪いが「身の程をわきまえて」、みんな暮らしていくべきなんだと思うよ。
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<時代の嘘――私たちはどんな夢から覚めるのか>
終戦(1945)を境に、価値観が180度変った。
天皇陛下のために死せ、と教えていた教師たちが、とたんに民主主義を説き始めた。
いわば時代そのものが、悪い夢から覚めたのだ。――
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1960年代には知識人の過半が、マルクスを信奉した。熱に浮かされたように、革命を語った。
だが今では、それも過去のことだ。昔は共産主義者でしたなんて、恥ずかしくってもはや誰も言えはしない。
つまりはここでもまた、やはり魔法が解けたのだ。
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だとしたら今度は――私たちのこの時代は、一体どんな夢からさめるのだろう?
私たちをたぶらかすもの。そしてその最中にはけっして気づかないもの。
そんな悪魔の洗脳を、どうやったら再び解くことができるのだろう。――
誰も気づかない最大の女性差別
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