「播種本能」という言葉がある。
種を播きたい――自分の遺伝子を後世に残したい、という本能を表わす。
学術用語ではない。多くは男の浮気を正当化するための、似非科学として用いられる。
自分の遺伝子を残すだけなら、相手は誰でもいい。
だがもしも自分と似た系統の女を選べば、同じ傾向をより強化することができる。
私見では一流のアスリートにかぎって、その手の選択が目立つように思える。
たとえば大谷翔平夫人(田中真美子)は身長180センチの、バスケットボール元日本代表である。
この二人の間なら、さぞ身体能力の高い子どもが生まれるであろう。すわ、未来のヒーローの誕生か――と周囲も期待する。
だがひょっとしたら大谷本人も、そうだったかもしれない。
もちろん意識的にではないが、あの「アスリート型播種本能」が、その選択に作用していなかったとは言い切れないだろう。
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大谷と言えば、スポーツ優等生タイプだ。女遊びをしたなんて噂は、聞いたことがない。
ひょっとしたら、一穴主義(注)かもしれない。つまりは数多のお相手の中から夫人を選び抜いた、というわけではないのだ。
だがダルビッシュの場合はどうだ。
ただのスポーツマンではない。高校時代からそこそこワルさをしていたので、危険な香りを漂わせている。またそれが、女たちを夢中にさせる。
数えきれないほどの美女たちと、浮名を流してきた。
その挙げ句に、最後の最後に選んだのがあれなのだ(笑)

純粋に「女」として見た場合、山本聖子のランクはけっして高くない。
「高くない」というのは、もちろん婉曲表現だ。オレだったら、タダでと言われてもヤル気になれない(笑)
その代わり、アスリートとしての輝きはハンパではない。レスリングの世界選手権で、四度の金メダルを獲得している。
特筆すべきなのはその血統だ。レスリング一家である。父親はミュンヘン五輪で「幻の金メダル」(注)。姉は世界選手権で3度優勝。兄は総合格闘技に転身して名を馳せた。
ダルビッシュが並みいる美女をさしおいて彼女を選んだとすれば、やはりそのアスリート性に根拠を求めるしかないだろう。
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世の男どもは、ダルビッシュの選択に呆然となった
女なんてよりどりみどりのプレーボーイが、何を好き好んで山本聖子なのか。ちょっと趣味が悪すぎはしないか、と。
だがしかし、呆然となったのは遠巻きのギャラリーばかりではない。――
ダルビッシュは紗栄子との離婚後、二股どころか四股とも言われる女性関係を続けていた。(注)
その中に人気アナウンサーの加藤綾子(カトパン)もいた。
カトパンと言えば、就職時にNHKに門前払いをされながら、フジテレビに一発採用された。何しろ当時のフジは例のあの社風だから、ホステスとしての資質が抜きん出ていたということだ(笑)
案の定その小悪魔性で、すべての男性視聴者をメロメロにしてしまったわけだ。

自分が落とせないような男なんて、この世の中に存在するはずはない。内心の自信には、ひとかたならぬものがあった。
ダルビッシュがどんなに遊び回ろうとも心配ない。最後に帰ってくるのは自分のところしかない、と高をくくっていたはずだ。
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それなのに、起きてはいけないことが起きてしまった。
噂によれば、ダルビッシュ再婚の知らせを聞いたカトパンは、生放送の真っ最中にショックのあまりフラフラッとなって、そのまま失神してしまったという。――
それはそうだろう。
自分のようなハイレベルの女が、男を奪われたというだけで、ありえない不条理なのだ。
それなのに、相手がこともあろうに山本聖子とは!
自分より格上の――少なくとも同等とみなす女ならば、まだ少しは納得がいく。だが今回は違う。
顔面偏差値は、言うまでもなく月とスッポン。年齢も自分より4つも上で、当時でさえすでに34歳。ダルビッシュが28歳だったことを思えば、「オバサン」と呼んでもいい存在だった。
カトパンはひたすら途方にくれた。
もし彼女が「アスリート型播種本能」という概念を知っていれば、少しは事態を理解できただろう。いたし方のない男の性(さが)として、受け止めることもできた。
だが残念ながらカトパンは、このブログを読んでいなかった。
打ちひしがれて、生放送中にフラフラッと失神したのも、当然の報いだったのである(笑)――
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